旧閑谷学校(岡山)
投稿日:2010/11/18

紅葉を訪ねる’10 現存している庶民教育を対象と
した学校建築物としては世界一古いといわれている
「旧・閑谷(しずたに)学校」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 旧閑谷学校は岡山県備前市閑谷にあります。JR山陽本線の
 吉永駅から備前バス 吉永線の「片上行」で12分、「閑谷学校」
 下車です。バスは平日2往復、土曜1往復走っていますが、
 日祭日は運休です。吉永駅からは約3kmなので歩いて35分
 くらいです。途中には大沼やつり掘公園などもあって景色や
 紅葉が綺麗なので歩いて訪ねるのもよいと思います。
 なお徒歩の場合、閑谷学校の正面入口の手前にちょっと長め
 のトンネルがあるのですが、その手前の左に入る道を進むと
 旧道があって学校への近道にもなります。トンネル内は薄暗く
 歩道も狭いのでちょっと怖いです。

1666年、備前藩主であった池田光政が庶民教育の場として
山あいにある静かなこの地に注目し、学校の建設を指示した
のが閑谷学校の始まりとされ、現在見ることができる堅固で
壮麗な建物が完成したのは1701年のことだそうです。

1700年頃といえばまだ江戸時代の初期で世の中は封建制度
の武士中心の時代。そんな時に庶民教育の大切さを熱心に
考えていた藩主がいたというのは驚きです。

そんな閑谷学校を訪れてみると、まずその重厚で壮大な雰囲気
に圧倒されます。特に学校を前面を囲むとても分厚い石塀は、
とにかく存在感があります。「切り込みはぎ式」と呼ばれる形式の
塀だそうですが他では見たことのない独特の形をしています。

そして門をくぐり校内に入ると、広い校庭の先には聖廟や国宝に
指定されている講堂が建っていて、紅葉と緑が混ざる山あいの
景色と重なり何とも風情のある風景を創り出していました。

聖廟の前には1対の揩(かい)の木が立っていて、その紅葉が
特にみごとです。旧閑谷学校の紹介写真にもよく出てきますね。。
左はオレンジ色、右は黄色と左右で色がまったく違っていて
その対比が美しく、特に左側オレンジが印象的で門の外から
でもよく目立ちます。

紅葉の綺麗な場所は他にもたくさんあって、校内の奥にある
校厨門や資料館の周辺、売店のある桜山周辺、ちょっと離れた
黄葉亭、さらには黄葉亭の先にあるモミジ林周辺など、とにかく
見所満載です。

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◇訪問日:2010年 11月 18日

■ 旧閑谷学校1 駐車場付近から校門方向


■ 旧閑谷学校2

■ 旧閑谷学校3 校門と揩(かい)の木

■ 旧閑谷学校4 校内への入口付近

■ 旧閑谷学校5 校庭と講堂、揩の木

■ 旧閑谷学校6 揩の木

■ 旧閑谷学校7 校門付近

■ 旧閑谷学校8 講堂

■ 旧閑谷学校9 講堂と揩の木

■ 旧閑谷学校10 石塀

■ 旧閑谷学校11 校門付近

■ 旧閑谷学校12 揩の木

■ 旧閑谷学校13 校門

■ 旧閑谷学校14 校厨門

■ 旧閑谷学校15 黄葉亭

■ 旧閑谷学校16 黄葉亭の奥のモミジ林

■ 旧閑谷学校17 黄葉亭の奥のモミジ林

■ 旧閑谷学校18


◎ 旧閑谷学校

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宮島(広島)
投稿日:2010/11/16

紅葉を訪ねる’10 日本三景の1つである安芸の
宮島。その宮島の厳島神社周辺と紅葉谷公園周辺の
紅葉を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 宮島は広島県廿日市市宮島町にあります。JR山陽本線の
 宮島口駅、または広電宮島線の広電宮島口駅から宮島口
 桟橋でフェリーに乗り換え、約10分で宮島に着きます。
 フェリーはJR宮島連絡船と宮島松大汽船の2社があって、どちら
 も日中15分間隔で運航しています。なお、広島駅から宮島口駅
 まではJRでは約30分ですが、広電では約70分かかります。

海に浮かぶ朱色の大鳥居と社殿で有名な世界遺産「厳島神社」
がある宮島ですが、宮島というのは俗称で正式な島の名前は
「厳島」なのだそうです。「お宮のある島」ということで宮島です。

古くから信仰の対象とされてきた宮島の歴史はとても古く、
推古天皇の時代の593年に地元に住む豪族により初代の厳島
神社が創建されたと言われています。そして、平安時代末期の
1168年には平清盛によって大改修が行われて社殿や大鳥居は
その時に建てられました。ちなみに現在建っている大鳥居は
8代目になるのだそうです。

そんな大鳥居を見ていると、台風などにも耐えて立っているので
根元は地中深くに埋められているのだろうと考えてしまいますが、
実は松材の杭を打って地盤を強化した上に自分の重みで立って
いるのだそうです。重くするために鳥居の上部には四角に組んだ
木材の中に大量の石が入れられていて、総重量は60tもあるそう
です。
浅瀬にあるとはいえ海水の力は相当なものだと思うのですが、
その重さによって大波がきてもビクともしないというのは
ちょっとビックリです。それを考慮して建てた昔の人たちの知恵は
すごいなぁ、、と感心してしまいます。。

厳島神社周辺には紅葉する木々はあまり多くありませんが、
所々に綺麗に色づく木があって、それが美しいワンポイントと
なり荘厳な神社仏閣の風景に彩りをそえてくれます。
また、厳島神社から弥山(みせん)の方向に10分ほど歩いた
場所には「紅葉谷公園」という紅葉の名所があり、約200本の
モミジが美しい風景を創りだします。

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◇訪問日:2010年 11月 16日

■ 宮島1 厳島神社


■ 宮島2 大鳥居

■ 宮島3 厳島神社付近

■ 宮島4 千畳閣

■ 宮島5 五重塔

■ 宮島6 千畳閣と五重塔

■ 宮島7 厳島神社

■ 宮島8 鹿

■ 宮島9 紅葉谷公園

■ 宮島10 紅葉谷公園

■ 宮島11 紅葉谷公園

■ 宮島12 紅葉谷公園

■ 宮島13 紅葉谷公園

■ 宮島14 紅葉谷公園

■ 宮島15 紅葉谷公園

■ 宮島16 紅葉谷公園

■ 宮島17 紅葉谷公園から五重塔方向

■ 宮島18 フェリー乗り場付近


◎ 宮島

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錦帯橋(山口)
投稿日:2010/11/15

紅葉を訪ねる’10 日本三名橋のひとつである
岩国・錦帯橋、その橋を渡ったところにある
吉香公園とさらにその奥にある紅葉谷公園を
訪ねました。


◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 錦帯橋(きんたいきょう)は山口県岩国市にあります。JR山陽
 本線の岩国駅から岩国市営バスの新岩国駅方面行きで
 約20分、「錦帯橋」下車です。バスは10~15分間隔で走って
 います。吉香公園は有料の錦帯橋を渡って徒歩3~4分です。
 紅葉谷公園はさらにその奥にあって橋からは徒歩10分くらい
 の距離にあります。
 また、広島バスセンターからの岩国行高速バスも「錦帯橋」を
 通ります。所要時間は1時間弱なので広島方面からの場合は
 乗り換えもなくて便利です。

「錦帯橋」は日本三名橋の1つとされていますが、日本三奇橋
の1つにも数えられています。三名橋といえばは東京・日本橋、
長崎・眼鏡橋と山口・錦帯橋ですが、三奇橋というのはちょっと
あいまいです。ここ錦帯橋と山梨にある猿橋は確定のようです
が、もう1つは長野県の木曽の棧(かけはし)や日光の神橋など
の諸説があるようです。まぁ、だいたい「日本三大xx」と名のつく
ものには無理やりで、あいまいな場合が多いようです。。

いずれにしても錦帯橋は名橋であり、奇橋であるわけですから、
めずらしくて美しい橋ということになると思います。
現在の橋は2001年から2004年にかけて新しく架け替えられた
ものですが、完成1年後の2005年には台風の大雨増水により
橋梁の一部が流失したのは、ニュースでも大きく採り上げられて
いたので記憶に新しいところです。今は完全に復旧しています。

そんな錦帯橋を渡った先には吉香(きっこう)公園と紅葉谷公園
という紅葉の美しい場所があります。特に紅葉谷公園は江戸時代
からあったいくつかの寺院の跡地を公園化したものだそうで、
錦帯橋あたりの人の多さと比べるとひっそりとしていて、静かに
じっくりと紅葉を鑑賞できる隠れスポット的な雰囲気がありました。

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◇訪問日:2010年 11月 15日

■ 錦帯橋1 錦帯橋


■ 錦帯橋2 錦帯橋

■ 錦帯橋3 錦帯橋 橋の上から

■ 錦帯橋4 錦帯橋 橋の上から

■ 錦帯橋5 吉香公園

■ 錦帯橋6 吉香公園

■ 錦帯橋7 吉香公園

■ 錦帯橋8 紅葉谷公園

■ 錦帯橋9 紅葉谷公園

■ 錦帯橋10 紅葉谷公園

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■ 錦帯橋11 紅葉谷公園

■ 錦帯橋12 紅葉谷公園 六角亭

■ 錦帯橋13 紅葉谷公園 六角亭

■ 錦帯橋14 紅葉谷公園 六角亭

■ 錦帯橋15 紅葉谷公園

■ 錦帯橋16 紅葉谷公園

■ 錦帯橋17 紅葉谷公園


◎ 錦帯橋

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城下町長府(山口)
投稿日:2010/11/14

紅葉を訪ねる’10 『明治維新 ゆかりの地』
として名高い下関の城下町長府。その長府に
ある「長府庭園」と「功山寺」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 長府庭園は下関市長府黒門東町にあります。JR山陽本線の
 長府駅からサンデン交通の下関駅行バスで約8分、「長府
 美術館前」で下車して徒歩3分です。下関駅からは長府方面
 行きのバスで約25分です。功山寺へは「城下町長府」が最寄り
 のバス停でそこから徒歩約15分です。長府庭園から功山寺
 まで歩いても20分くらいです。途中に案内標識が多くあるので
 それに従っていけばOKです。

「長府」というと幕末から明治維新にかけての歴史でよく出てくる
地名ですが、その歴史はとても古く、登場するのは今から1800年
以上も前のことだそうです。当時の仲哀天皇・神功皇后が西国
平定に際して、豊浦宮(現在の忌宮神社)に仮皇居を置かれたこと
から「古事記」や「日本書紀」などに登場するそうです。

また、平安末期の壇之浦の戦いでは、源氏は長府に陣を構え、
平家を滅亡させます。さらに戦国時代には毛利元就に追われた
大内義長が長府功山寺で自害するなど、日本の歴史の中で
たびたび登場してくる地名です。

そして、幕末には日本の夜明けのために多くの志士たちが、
この地を奔走したといわれています。特に有名なのが高杉晋作
がわずか84人からなる力士隊、遊撃隊を率いて起こした「功山寺
の挙兵」ですね。。ここから幕末の動乱が始まり、明治維新へと
つながったと言っても過言ではないと思います。

そんな功山寺は私にとって、歴史の息吹を感じられるお気に入り
の場所でこれまで何度も訪れています。特に山門や仏殿は純唐様
建築の代表的な建造物といわれており、そのモノトーンの色彩は
とにかく重厚壮大で、ここにくると、まるで時間が止まったかの
ような感覚を引き起こし、凛とした気持ちにさせられます。

今回、紅葉はまだ始まったばかりでしたが、山門にかかる色づき
初めのモミジがさらに趣き深い風情を創り出していました。

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◇訪問日:2010年 11月 14日

■ 長府・長府庭園1


■ 長府・長府庭園2

■ 長府・長府庭園3

■ 長府・長府庭園4

■ 長府・長府庭園5

■ 長府・長府庭園6

■ 長府・長府庭園7

■ 長府・長府庭園8

■ 長府・長府庭園9

■ 長府・功山寺1 総門

■ 長府・功山寺2 山門

■ 長府・功山寺3 仏殿

■ 長府・功山寺4 仏殿

■ 長府・功山寺5

■ 長府・功山寺6 山門

■ 長府・功山寺7 山門

■ 長府・毛利邸1

■ 長府・毛利邸2

■ 長府・毛利邸3


◎ 長府

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長門峡(山口)
投稿日:2010/11/13

紅葉を訪ねる’10 北陸から一気に西に進んで
山口県にやってきました。まずは山口県を
代表する名勝地である「長門峡(ちょうもん
きょう)」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 長門峡は山口県山口市阿東から萩市川上にかけての渓谷です。
 JR山口線の長門峡駅から徒歩10分ほどで山口市側の入り口
 である「洗心橋」に着きます。その横には道の駅「長門峡」が
 あります。そこから約5.5kmにわたって遊歩道が整備されていて、
 反対側入り口は萩市の竜宮淵と呼ばれている場所です。
 紅葉の時期には道の駅「長門峡」と竜宮淵の間でシャトルバスが
 走っているので行きか帰りはバスを使った方がよいと思います。
 往復で10km以上あるので全部徒歩はちょっと大変です。
 なお、紅葉が最も美しいと言われている「紅葉橋」までは道の駅
 からは約5kmあり、徒歩90分くらいかかります。竜宮淵からは
 約0.6kmで10分くらいです。
 JR長門峡駅までは新幹線の停車する新山口駅から山口線の
 普通列車で1時間半くらいかかります。特急は停まりません。
 なお、土日に季節運行しているSLやまぐち号は停まります。

本州の最西端、山口県にやってきました。ここから東に進んで
京都を目指します。

私が長門峡という場所を知ったのは今から20年くらい前のことで、
旅で津和野を訪れた際に小郡駅(今は新山口駅ですが。。)から
乗った山口線の車窓にちらっと見えた美しい渓谷と、その何と
なく印象に残るネーミングが気にとまり、いつか訪れてみたい
なぁ。。と思っていました。

そんな長門峡という名前は地元の画家である、高島北海という
人が付けたのだそうです。長門峡にはその中にある名所に
付けらた名前にも個性的なものが多く「洗心橋」「竜宮淵」
「暗がり淵」なんていう場所があります。

渓谷を散策してみて、長門峡の印象的な特徴として感じたのは、
深い渓谷を創り出している大小さまざまな岩石がとても白っぽい
という点です。同じ山口県にある秋吉台も白っぽい岩という印象
があったので同じ成分なのかな? と調べてみたところ、秋吉台
は石灰岩であるのに対して、長門峡は流紋岩という花崗岩系の
岩のようなので繋がりはないようです。

そんな白い岩肌は、谷深くて薄暗い渓谷の中でも明るく輝いて
いてとても美しい景観を創り出してくれるのですが、紅葉写真を
撮る際にはどうしても白飛びしてしまって、紅葉の色がなかなか
綺麗に写らない、という難点もあったりします。

写真ではあまり綺麗には写っていませんが、実際の紅葉は
川面に大きくせり出して、白い岩との美しいコントラストを創り
出していました。

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◇訪問日:2010年 11月 13日

■ 長門峡1 竜宮淵付近


■ 長門峡2 竜宮淵付近

■ 長門峡3

■ 長門峡4 紅葉橋

■ 長門峡5 紅葉橋

■ 長門峡6 紅葉橋

■ 長門峡7

■ 長門峡8

■ 長門峡9

■ 長門峡10

■ 長門峡11

■ 長門峡12

■ 長門峡13

■ 長門峡14

■ 長門峡15 洗心橋付近

■ 長門峡16 駅の道「長門峡」

■ 長門峡17 JR長門峡駅


◎ 長門峡

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越前陶芸公園(福井)
投稿日:2010/11/11

紅葉を訪ねる’10 日本六古窯の一つである
越前焼の発祥の地に造られた「越前陶芸村」。
その中にある広大な自然に囲まれた公園
「越前陶芸公園」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 越前陶芸公園は福井県丹生郡越前町にあります。
 JR北陸本線 武生(たけふ)駅前より福鉄バス「かれい崎」行で
 約30分、「陶芸村入口」下車して徒歩約15分です。バスは1日
 6往復あります。(土日祝日は4往復)
 福井鉄道福武線の神明駅からも「かれい崎」行が出ており、
 これで行くこともできます。こちらは1日10往復あります。
 (土日祝日は5往復)。JR武生駅はJR福井駅から普通列車で
 約20分の距離にあります。また神明駅は福井鉄道の武生駅
 から約20分かかります。

越前焼といえば、瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前と並び日本
六古窯の一つに数えられ、平安末期に生まれたとされています。

今では日本六古窯と言いますが、戦前までは一時衰退していた
越前焼を除いた日本五古窯と呼ぶのが一般的だったそうです。
それが戦後に発売された陶芸誌の中で「五古窯と並ぶ規模と
歴史を有する」と発表されたことから注目が集まり、いつしか
六古窯と呼ばれるようになったのだそうです。

そして、その越前焼の伝統を守り、継承していこうと昭和46年に
発祥地に創られたのが「越前陶芸村」で、これにより全国から
有名陶芸家が集まるようになり、さらに息吹を吹き返すように
なったといわれています。

そんな陶芸村の中心にあるのが越前陶芸公園で14ヘクタール
にもおよぶ広さがあり、芝生広場、陶彫広場、子供広場などに
分かれています。特に陶彫広場には有名な芸術家のアート
作品が点在して歩いていて、とても楽しめる美しい公園です。
有名どころとしては岡本太郎の「月の顔」やイサム・ノグチの
「レインマウンテン」などがあります。

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◇訪問日:2010年 11月 11日

■ 越前陶芸公園1 陶彫広場


■ 越前陶芸公園2 陶彫広場

■ 越前陶芸公園3 陶彫広場

■ 越前陶芸公園4 陶彫広場

■ 越前陶芸公園5 陶彫広場

■ 越前陶芸公園6 陶彫広場

■ 越前陶芸公園7 陶彫広場

■ 越前陶芸公園8 子供広場

■ 越前陶芸公園9 子供広場

■ 越前陶芸公園10 子供広場

■ 越前陶芸公園11 福井陶芸館

■ 越前陶芸公園12 陶芸館裏にある枯山水庭園

■ 越前陶芸公園13 枯山水庭園

■ 越前陶芸公園14 枯山水庭園

■ 越前陶芸公園15 芝生広場

■ 越前陶芸公園16 芝生広場

■ 越前陶芸公園17 陶芸村入口のバス停付近


◎ 越前陶芸公園

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面白山高原(山形)
投稿日:2010/11/06

紅葉を訪ねる’10 山形県の紅葉名所「山寺」
の近くにあり、スリリングに満ちたトレッキ
ングコースで有名な面白山高原を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 面白山高原はJR仙山線の「面白山高原」駅下車です。駅自体
 が深い渓谷にあってそこはすでに高原の中です。駅前から
 上流方向と下流方向の両方にトレッキングコースがあり、散策
 できるようになっています。特に上流コースはホームがコース
 の入口になっていて往復30分くらいで行って帰ってくることが
 できます。こちらは比較的安易なコースです。
 一方の下流コースは片道1時間くらいですが、アップダウンも
 あってかなりハードなコースです。脇道として林道があるので、
 行きか帰りかは林道を使って駅から往復1時間半くらいとなり
 ます。面白山高原駅は快速も停車する駅で、仙台駅からは
 45分~55分、山形駅からは25分~30分です。

昨年、山寺を訪ねた際に山寺駅の手前で電車内から美しい滝と
紅葉が見えていたのが気になって調べてみたら、面白山高原
という場所であることを知り、今年訪ねてみました。

仙山線の線路に沿って流れる川が創り出す渓谷は、「紅葉川
渓谷」と呼ばれていてトレッキングコースになっています。
「面白山高原」の「紅葉川渓谷」と名前だけ聞くと手軽なハイ
キングコースと考えてしまいますが、実はとてもスリリングで
緊張感溢れる道のりでした。。

1時間ほどのコースの半分くらいは幅1mもない断崖に沿った
道で一方は岩壁、一方は激流という感じで、手すりもない場所
がほとんどなのでちょっと気を緩めると危険です。人がすれ違う
ことが出来ない所も多く、そんな場合は幅広い場所まで一旦
戻って相手を待ったりする必要があって、予想以上に時間が
かかりました。

また、途中に太鼓橋や板2枚だけの吊り橋を何度も渡りますが、
前日に雨が降ったこともありすべることすべること。。。
木の板も水分を含んで割れそうな感じだし、こんな緊張の連続
したハイキングは久しぶりでした。。。コースの出口にたどり
ついた時、何だか大きな達成感を感じてしまいました。。

そんな状態が続くので、じっくりと紅葉を楽しみながら歩くという
訳にはいきませんでしたが、途中、深い渓谷に差し込む光に
当たって輝く紅葉はとても印象的でした。

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◇訪問日:2010年 11月 06日

■ 面白山高原1 仙山線のホームと紅葉川渓谷


■ 面白山高原2 藤花の滝

■ 面白山高原3 藤花の滝

■ 面白山高原4 まずは下流コース 

■ 面白山高原5 太鼓橋

■ 面白山高原6 板のつり橋 こんな橋を何度か渡ります

■ 面白山高原7 見上げると輝く紅葉が。。

■ 面白山高原8

■ 面白山高原9 絹糸の滝

■ 面白山高原10 絹糸の滝

■ 面白山高原11

■ 面白山高原12 千太滝

■ 面白山高原13 渓谷出口

■ 面白山高原14 林道で駅へと戻ります

■ 面白山高原15 駅付近からの眺め

■ 面白山高原16 今度は上流コースへ

■ 面白山高原17

■ 面白山高原18 霰滝


◎ 面白山高原

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抱返り渓谷(秋田)
投稿日:2010/11/04

紅葉を訪ねる’10 「東北の耶馬溪」と称され、
切り立った断崖に広がる原生林や青い川の流れ
が美しい「抱返り渓谷」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 抱返り渓谷(だきがえりけいこく)は秋田県仙北市にあります。
 紅葉の季節の10月上旬から11月上旬にかけては市が運営
 するシャトルバスが毎日4往復、角館駅と抱返り渓谷間で
 運行されています。料金は何と無料です。。バスは武家屋敷-
 角館駅-抱返り渓谷の間を結んでいるので、角館周辺の観光
 にはとても便利です。
 以前は路線バスも走っていましたが、今は廃止されてしまった
 ため、シャトルバス運行期間以外に自家用車やタクシー以外で
 訪れることは難しくなってしまいました。

抱返り(だきかえり)渓谷はよく「東北の耶馬溪」と喩えられますが
耶馬溪をよく知らない自分にとってはあまりピンとこないなぁ。。
などと感じてしまいます。

そんな耶馬溪は大分県中津市にある渓谷美と紅葉で有名な観光地
で新日本三景の1つなのだそうです。でも関東あたりではあまり
聞かない地名だし、紅葉名所としても九州ではトップクラスに
挙げられている場合が多いですが、全国ランキングで見ると
超有名というわけでは無いし。。などといろいと調べていたら、
逆に今度は耶馬渓を訪ねてみたいなぁ。。
などと思ってしまいました。。

「抱返り」という名前の由来は、その渓谷に沿う道が非常に手狭で、
すれ違う際にはお互いを抱きかかえて振り返るようにして入れ
違ったことから付いたとされています。実際に今ある渓谷遊歩道
はさすがにそこまで狭くはありませんが、人ひとりがやっと通れる
ような狭い箇所も多くありました。

そしてこの渓谷の最大の特徴は、渓谷を流れる川の水の青さ
です。今まで青森県十二湖の「青池」や北海道美瑛白金温泉の
「青い池」などの青い水を見てきましたが、それらとはまた違う
独特を青さを感じました。十二湖の青池は濃いコバルトブルー
のような青、白金温泉の青い池は明るく輝くエメラルドグリーン
のような青という印象でしたが、抱返り渓谷は十二湖の青池を
明るくしたような色で、明るく輝くコバルトブルーといった印象
があります。

あいにくの雨模様で薄暗い中、川の水だけはとても明るく輝いて
いて、その青さは神秘的でさえありました。そして、その輝く青に
重ねて見る赤や黄の紅葉は一段と艶やかで華やかでした。。

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◇訪問日:2010年 11月 04日

■ 抱返り渓谷1 渓谷入り口


■ 抱返り渓谷2 神の岩橋

■ 抱返り渓谷3 神の岩橋

■ 抱返り渓谷4 神の岩橋

■ 抱返り渓谷5 

■ 抱返り渓谷6

■ 抱返り渓谷7

■ 抱返り渓谷8 誓願橋

■ 抱返り渓谷9 誓願橋からの眺め

■ 抱返り渓谷10

■ 抱返り渓谷11

■ 抱返り渓谷12

■ 抱返り渓谷13 回顧(みかえり)の滝

■ 抱返り渓谷14 回顧(みかえり)の滝

■ 抱返り渓谷15 回顧(みかえり)の滝付近

■ 抱返り渓谷16

■ 抱返り渓谷17 神の岩橋からの眺め

■ 抱返り渓谷18 渓谷入り口付近


◎ 抱返り渓谷

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暗門の滝(青森)
投稿日:2010/10/30

紅葉を訪ねる’10 青森県から秋田県にかけて
広がる世界遺産のブナの森「白神山地」、
その東側を流れる暗門川沿いの渓谷にある
3つの滝「暗門(あんもん)の滝」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 暗門の滝は青森県中津軽郡西目屋村にあります。滝への
 入り口にはキャンプ場とレストハウスが並ぶ「アクアグリーン
 ビレッジANMON」があり、JR奥羽本線の弘前駅前から直行
 バスが11月上旬まで走っています。弘前バスターミナル発で
 弘前駅前を経由してANMONまでの所要時間は約90分です。
 1日2往復走っています。
 ビレッジANMONから3つの滝までは遊歩道が整備されて
 いて一番奥にある「第1の滝」までは片道1時間くらいです。
 ただし、現在(2010年時点)は落石危険で通行止め箇所が
 あるため、途中「ブナの森散策路」と呼ばれるコースを廻る
 必要があり、所要時間は片道で10分~15分くらい長くなり、
 アップダウンもちょっときつくなります。バス停から第1の滝
 まで往復する場合は3時間くらい見ておいた方がよいと思い
 ます。

白神山地は青森県から秋田県にかけの総面積約13万ヘクタール
におよぶ山脈で、そのうちの希少価値の高いブナの森が広がる
約1万6千ヘクタールの地域が1993年に日本初の世界遺産として
登録されています。

日本にある世界遺産には「文化遺産」と「自然遺産」の2種類が
あり、この白神山地は「自然遺産」に分類されます。京都や奈良、
広島、沖縄などにあるほとんどの世界遺産は「文化遺産」と呼ば
れているもので、自然遺産に属するのはここ白神山地の他には
「知床」と「屋久島」だけだそうです。

自然遺産ということで、広大な自然環境全体がその対象となって
いるため、白神山地は指定地域の広さの割りには観光スポットが
少なくて車なしで巡るのはちょっと大変です。そんな中にあって、
この「暗門の滝」は昨年訪れた「十二湖」と並んで、バスで行ける
数少ない観光スポットの1つです。

「暗門の滝遊歩道」は渓流沿いに存在する3つの滝を散策する
コースで、一応遊歩道として整備されていますが、途中の道は
人ひとりがやっと通れる箇所や滑りやすい岩場も多くて結構大変
でした。滝は手前から「第3の滝」、「第2の滝」、「第1の滝」と
なりますが、奥に行くほど落差が大きくなります。特に第3の滝
にたどり着いた先は滝の横の岩場を登っていくのでアップダウン
がきつくなります。逆にその分、滝を真横から眺めたり出来る
のでその景観はすばらしいものがあります。

訪れた日はあいにくの曇天で薄暗く、写真ではあまり綺麗に
写っていませんが、途中の紅葉は見頃を迎えて美しく輝いて
いました。

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◇訪問日:2010年 10月 30日

■ 暗門の滝1 アクアグリーンビレッジANMON


■ 暗門の滝2 暗門大橋

■ 暗門の滝3 暗門の滝遊歩道の一部は通行止めでした

■ 暗門の滝4 ブナの森遊歩道 ちょっとアップダウンが続きます

■ 暗門の滝5 遊歩道

■ 暗門の滝6 遊歩道

■ 暗門の滝7 第3の滝

■ 暗門の滝8 第3の滝 横から

■ 暗門の滝9 遊歩道 段々険しくなります

■ 暗門の滝10 遊歩道からの眺め 

■ 暗門の滝11 第2の滝

■ 暗門の滝12 第2の滝

■ 暗門の滝13 遊歩道からの眺め

■ 暗門の滝14 第2の滝の落水部分 

■ 暗門の滝15 第1の滝付近からはるか下の遊歩道の眺め

■ 暗門の滝16 第1の滝

■ 暗門の滝17 第1の滝 これ以上近づくと水しぶきが。。

■ 暗門の滝18 第1の滝

■ 暗門の滝19 AMNOM レストハウス

■ 暗門の滝 ANMONキャンプ場付近


◎暗門の滝

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苫小牧研究林(北海道)
投稿日:2010/10/24

紅葉を訪ねる’10 苫小牧市の市街地からほど
近くにあり、市民の憩いの場となっている
北海道大学の研究施設「苫小牧研究林」を訪ね
ました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 苫小牧研究林は北海道苫小牧市字高丘にあります。苫小牧
 駅前から苫小牧市営バス 01系統「永福(三条)交通部線」の
 交通部行きで20分、「美園四丁目」で下車し、徒歩15分程で
 研究林入口に着きます。(入口の看板があるだけですが。。)
 入口から美しい紅葉が見られる池までは約5分です。バスは
 30分間隔で走っています。
 バス停で降りると山の方に高速道路の高架橋が見えるので
 その方向を目指して進みます。途中からパークゴルフ場への
 案内板が多数あるのでそれにしたがって進むとわかり易いと
 思います。高架橋の下をくぐるとゴルフ場がありますが、
 そのまま山の方へ進んでいくと研究林入口にたどり着きます。

「苫小牧研究林」は、苫小牧市にある北海道大学が所有する
研究施設で、森林生態系に関する様々な研究・教育をおこなって
います。

その歴史は1904年にまでさかのぼり、当時、北海道庁所管の
国有林だった場所が札幌農学校(のちの北大)に所管換えと
なった際に演習林として設立されたのがはじまりで、そのため
地元では一般に「北大演習林」と呼ばれているようです。

現在の正式名称は、「北海道大学北方生物圏フィールド科学
センター森林圏ステーション南管理部苫小牧研究林」って
長すぎ~。。

その紅葉は苫小牧市街から入る道の「研究林入り口」と書か
れた辺りから、奥の研究棟までの約800mくらい続く林道周辺と、
その途中にある池と小さな清流の周辺が中心です。
「研究林」とか「演習林」という名称からは堅苦しい印象を持ち
ますが敷地内には池があったり芝生の広場やベンチなども
あって、市民の憩いの場となっています。

その一方で、清流の脇の散策路などに一歩踏み入れると
山の奥深くまで入ったかのような、かなり密度の濃い森林と
紅葉を楽しむことができます。実際にこの周辺はヒグマが頻繁に
出没する危険地帯のようで、散策路からのわき道は「立入禁止」
と「クマに注意」の立て札がたくさん立っていました。。

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◇訪問日:2010年 10月 24日

■ 苫小牧研究林1


■ 苫小牧研究林2

■ 苫小牧研究林3

■ 苫小牧研究林4

■ 苫小牧研究林5

■ 苫小牧研究林6

■ 苫小牧研究林7

■ 苫小牧研究林8

■ 苫小牧研究林9

■ 苫小牧研究林10

■ 苫小牧研究林11

■ 苫小牧研究林12

■ 苫小牧研究林13

■ 苫小牧研究林14

■ 苫小牧研究林15

■ 苫小牧研究林16

■ 苫小牧研究林17


◎苫小牧研究林

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