札幌・真駒内公園(北海道)
投稿日:2011/10/08

紅葉を訪ねる’11 今年も北海道からスタート
です。まずは札幌市の南部にある真駒内公園を
訪ねました。

公共交通機関での行き方
 真駒内公園は札幌市南区にあります。札幌市営地下鉄南北線の
 南の終点「真駒内」駅から徒歩約15分です。JR札幌駅と接続
 する「さっぽろ」駅から「真駒内」駅までの所要時間は約18分です。
 真駒内の駅からは改札を出て正面の広い通りを進み、
 突き当たったら右折すれば左側に公園の入り口があります。

今年の北海道は9月までは暖かい日が多く、紅葉も遅れそうな雰囲気
がありましたが、10月に入ってから急に冷え込んで旭川などでは
3日に初雪を観測しました。史上2番目の早さだそうです。
札幌周辺でも最低気温が5度台まで下がって一気に紅葉が進んで
きた印象があります。
今年の「紅葉を訪ねる」は時期的にはちょっと早めですが、まずは
札幌市南区にある真駒内公園を訪ねてみました。
公園内はだいぶ色づいてきてはいますが、まだ5割程度という
ところでしょうか。。何度か訪れたことのある真駒内公園の紅葉
の印象はとても濃厚なイメージだったので、緑が多く残る明るい
色合いの紅葉はとても新鮮な感じでした。
でも北海道の冬は駆け足でやってくるので、1週間もすれば見頃
のピークとなり、あっという間に散ってしまいます。本当に北海道の
秋は短いのです。。
そんな中で、1日のうちでも午前中と夕方で色あいがまったく違ったり
するのが北海道の紅葉の楽しみであったりもします。
札幌市内の見頃は例年では10月中旬頃なので、今年の紅葉は
おおよそ例年通りか、ちょっと早めかな、、という印象です。
今年はしはらくは札幌にとどまって、札幌および道央周辺の紅葉を
楽しみたいと思っています。

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☆ 訪問日: 2011年 10月 8日

■ 真駒内公園1


■ 真駒内公園2

■ 真駒内公園3

■ 真駒内公園4

■ 真駒内公園5

■ 真駒内公園6

■ 真駒内公園7

■ 真駒内公園8

■ 真駒内公園9

■ 真駒内公園10

■ 真駒内公園11

■ 真駒内公園12

■ 真駒内公園13


◎真駒内公園

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勝尾寺(大阪)
投稿日:2010/12/01

紅葉を訪ねる’10 大阪市街から程近くの箕面市
にあり、その名称から、勝負事の勝ち運祈願の
ために訪れる人も多いという勝尾寺(かつおう
じ)を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 勝尾寺は大阪府箕面市にあります。北大阪急行電鉄の「千里
 中央」駅、または阪急千里線「北千里」駅から阪急バス29系
 「希望ヶ丘四丁目」行、または「摂津霊園」行に乗り、「勝尾寺」
 で下車すぐです。北千里駅から41分、千里中央からは31分
 かかります。バスは平日は3往復、土日祭日は6往復走って
 います。
 なお、バスのルートは北千里-千里中央-勝尾寺ですが、
 直線距離としては北千里からの方が近く、また以前は
 千里中央-北千里-勝尾寺のルートで運行していたこともあって、
 バス運賃は長く乗る北千里からの方が千里中央からよりも安く
 なります。
 また、同じ箕面市にある箕面公園の「箕面大滝」から3kmちょっと
 なので1時間弱で歩くことができます。大滝のところから、「一目
 千本」の方向に登っていって車道へ出て、箕面駅方面とは反対の
 方向に歩いていくと着きます。

西国三十三箇所の第二十三番札所として知られる勝尾寺は
高野山真言宗のお寺で山号は応頂山といいます。
お寺の歴史はとても古く、神亀四年(727)に善仲、善算という双子の
兄弟が草庵を構えて修業したのが始まりとされています。
「勝尾」と書いて「かつおう」と読むのはちょっと変わっていますが、
元慶4年(880年)、当時の住職が清和天皇の病気平癒のための
祈祷を行ったことから、天皇より「勝王寺(かつおうじ)」の寺号を
賜ったそうですが、「王に勝つ寺」という意味の名称はあまりにも
畏れ多いということで「勝尾寺」という漢字に変更したのが、その
名称と読み方の由来なのだそうです。
「勝つ」という名称が付いていることから勝運を求めて全国から
訪れる参拝者が絶えないそうで、地元大阪のJリーグチームである
ガンバ大阪も毎年必勝祈願のために訪れるそうです。
そんな勝尾寺の紅葉は、8万坪という広大な境内を華やかに彩り、
とにかく壮大で豪華絢爛な印象があります。
特に山門を抜けた所から眺める弁財天池の向こうに見える多宝塔
や二階堂の紅葉の風景や、本堂へ続く参道の階段を覆うモミジの
トンネルなど見所がたくさんあります。
箕面公園から3kmちょっとで途中の道の紅葉も綺麗なので、
箕面大滝周辺の紅葉を楽しんだ後に訪ねたいスポットです。

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◇訪問日:2010年 12月 1日

■ 勝尾寺1 弁財天池と多宝塔、二階堂


■ 勝尾寺2 山門

■ 勝尾寺3 山門

■ 勝尾寺4 弁財天池と多宝塔、二階堂

■ 勝尾寺5 参道

■ 勝尾寺6 参道と多宝塔

■ 勝尾寺7

■ 勝尾寺8 本堂付近

■ 勝尾寺9 二階堂

■ 勝尾寺10 多宝塔

■ 勝尾寺11 二階堂付近

■ 勝尾寺12 二階堂付近

■ 勝尾寺13 本堂奥

■ 勝尾寺14 本堂付近

■ 勝尾寺15 多宝塔付近

■ 勝尾寺16

■ 勝尾寺17


◎ 勝尾寺

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箕面公園(大阪)
投稿日:

紅葉を訪ねる’10 大阪市の北約25kmに位置する
箕面(みのお)市にあり、落差33mの大滝で有名な
紅葉スポット「箕面公園」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 箕面公園は大阪府箕面市箕面公園にあります。阪急電鉄
 箕面線の「箕面」駅が最寄駅です。大阪梅田からの直通は無い
 ので阪急宝塚線に乗り、石橋駅で箕面線に乗り換えとなります。
 梅田から石橋までは急行で15分、石橋から箕面までは6分です。
 箕面駅からは、駅を出て正面の信号を渡ると、箕面大滝まで
 続く滝道の始まりです。駅から箕面大滝までは約2.7kmあり、
 40分くらいかかります。ただ、途中は紅葉の美しい場所が
 たくさんあるので苦にはなりません。

箕面公園の正式な名称は「明治の森箕面国定公園」といいます。
これは1967年に明治百年記念事業のひとつとして整備された
公園で、他には「明治の森高尾国定公園」などがあるそうです。
ただ、国定公園として指定されているのは箕面山の山麓に広がる
約1000ヘクタールに及ぶ広大な地域なので、一般に「箕面公園」
と呼ばれているのは大阪府が管理している約90ヘクタールの
部分です。
箕面公園といえば「箕面大滝」で有名ですが、その名称は木々の
間から流れ落ちる滝の形が「箕(みの)」に似ていることから「箕滝」
と呼ばれていたことに由来していて、箕面という地名そのものが、
その滝の名前から付いたのだそうです。
紅葉は参道を入ってすぐの「一の橋」付近から参道の終わりにある
「大滝」までの2km以上に渡って楽しむことができます。
大滝に向かって山を登っていく形になるので、単純に考えると
標高の高い滝の近くから紅葉が始まって、段々とふもとに降りて
くる。。という気がするのですが、ここでは何故か下から紅葉が
始まるようです。
そんなに大きな標高差がある訳ではないので、木の種類や
陽当たりなどの条件によるのだと思いますが、ちょっと意外な
感じです。
私が訪れた時も参道の始まり付近ではほとんど散ってしまって
いたので「ちょっと遅かったか!」と思ったのですが、滝周辺や
滝からさらに上にあがった「一目千本」と呼ばれている辺りでは
まさに見頃のピークを迎えていました。特に「一目千本」からの
太陽の光を通して見る「透かし紅葉」の美しさは絶品でした。
さすがに紅葉名所として上位に挙げられるだけのことはある。。
と実感する絶景!でした。

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◇訪問日:2010年 12月 1日

■ 箕面1 瀧安寺 弁財天


■ 箕面2 瀧安寺 鳳凰閣

■ 箕面3 瀧安寺 瑞雲橋

■ 箕面4 瑞雲橋と鳳凰閣

■ 箕面5 瑞雲橋

■ 箕面6 弁財天

■ 箕面7 天狗鼻 付近

■ 箕面8 天狗鼻 付近

■ 箕面9 中千本 付近

■ 箕面10 箕面大滝

■ 箕面11 箕面大滝

■ 箕面12 箕面大滝

■ 箕面13 滝口橋 付近

■ 箕面14 一目千本 付近

■ 箕面15 一目千本 付近

■ 箕面16 一目千本 付近

■ 箕面17 一目千本 付近

■ 箕面18 一目千本 付近

■ 箕面19 一目千本 付近

■ 箕面20 箕面公園碑


☆箕面公園

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高台寺(京都)
投稿日:2010/11/30

紅葉を訪ねる’10 豊臣秀吉の没後、その正妻で
あった北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために
開いたお寺である高台寺(こうだいじ)を
訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 高台寺は京都市東山区にあります。JR京都駅から市バス206系
 (東山廻り)に乗り、「東山安井」で下車して徒歩約5分です。
 阪急の河原町駅や京阪の祇園四条駅からの場合は市バス207系
 で同じく「東山安井」下車です。
 バスの通りから東方向に細い道を入った場所にあるのでちょっと
 分りにくいですが、案内板等もたくさんあるので迷うことはないと
 思います。周辺には「ねね」の名の付いた小道がいくつかあります。
 なお、祇園四条駅から歩くと20分ほどです。 

高台寺は臨済宗建仁寺派の寺院で、山号は鷲峰山(じゅぶさん)、
お寺の正式名は「高台寿聖禅寺」と言います。豊臣秀吉の正室で
あった北政所が秀吉が亡くなった後に冥福を祈るため建立した寺院
であり、釈迦如来を本尊とする禅宗の寺院ではありますが、秀吉と
ねねを祀る霊廟として有名です。
境内の一段高い所にある霊屋(おたまや)と呼ばれるお堂には、
中央の厨子に大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)像が安置(これは
普段見ることができない)され、向かって右の厨子に秀吉の坐像、
左の厨子には北政所の片膝立の木像が安置されていて、この2つ
の像は見ることができます。
高台寺という名前は、北政所の出家後の院号である高台院から
付いたそうです。
そんな高台寺の境内には約1000本の色づく木々があり、紅葉の
名所としても有名です。特に開山堂と霊屋の間に位置する臥龍池
(がりょうち)周辺では、色づいた木々が水面に映え、美しいお堂
の姿と重なって、とても風情のある風景を創り出していました。

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◇訪問日:2010年 11月 30日

■ 高台寺1


■ 高台寺2

■ 高台寺3

■ 高台寺4

■ 高台寺5

■ 高台寺6

■ 高台寺7

■ 高台寺8

■ 高台寺9

■ 高台寺10

■ 高台寺11

■ 高台寺12

■ 高台寺13

■ 高台寺14

■ 高台寺15

■ 高台寺16

■ 高台寺17


★ 高台寺

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宝厳院(京都)
投稿日:2010/11/29

紅葉を訪ねる’10 京都嵐山にある天龍寺の塔頭
寺院の1つで紅葉の名所として有名な「宝厳院
(ほうごういん)」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 宝厳院は京都府京都市右京区にあります。京福嵐山本線
 「嵐山」駅から徒歩約5分です。阪急嵐山線の嵐山駅からは
 徒歩約10分です。ちょっと分りづらい場所にありますが、
 渡月橋の信号機のある交差点から船乗り場の方向へ川沿いに
 進み、船乗り場のところをを右折する方法が分り易く、途中の
 眺めもよいのでお勧めです。
 バスの場合はJR京都駅から京都市バス28系「大覚寺」行に
 乗り、「嵐山」下車です。 

宝厳院(ほうごんいん)は、臨済宗大本山「天龍寺」の塔頭寺院
の1つです。塔頭というのは、もともとは高僧の墓がの近くに
建てた小庵のことで、そこで弟子たちが墓を守っていたそうです。
しかし時が経つにつれて小庵が寺院として独立して塔頭寺院と
なり、本山である寺に入る前や後の住職や弟子たちが修行に
励む場と変わっていったようです。
ただ宝厳院の場合はちょっと違っていて、もともとは上京区に
建てられた広大な敷地を持つ独立した寺院だったそうです。
それが応仁の乱による焼失などを経て、天龍寺の塔頭寺院
として今も残る弘源寺の境内に移転した後、今の場所に再移転
して再興されました。今の場所に移ったのは2002年なので
ごく最近のことです。
宝厳院といえば、その美しい庭園が桜や紅葉の名所として特に
有名で「獅子吼の庭」と呼ばれています。ただ、この庭園は移転
した場所に元あった妙智院のお庭を再興したものなので、古く
から宝厳院にある庭園というわけでは無いようです。
その庭は「借景式回遊庭園」という形式のお庭なのだそうです。
「借景式」というのは庭外の風景を景観として利用したもので、
宝厳院の場合は嵐山の景観を巧みに取り入れた名園と言われて
います。ただ、実際に園内を散策してみると紅葉の季節には
色づいた木々が一面を覆っていて、それがあまりに華やかなため、
遠くに見える嵐山の風景はほとんど目に入らなかった。。という
印象があります。
ここの紅葉の特徴は色の多彩さにあると感じます。紅葉の進み
具合が違うのか1本1本の木の葉の色が違っていて、重なった
木々が美しいコントラストを創り出していました。さらには1本の
木でも緑~黄~赤を持つものが多く、下から見上げると青い空
をバックにして、本当に綺麗なグラディエーションを見せていました。
園内は人生にたとえられた石や岩、松などがあって、その意味
などを考えながらじっくりと鑑賞したい気持ちになります。。でも
実際には人が多すぎて、それどころではありませんが。。

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◇訪問日:2010年 11月 29日

■ 宝厳院1


■ 宝厳院2

■ 宝厳院3

■ 宝厳院4

■ 宝厳院5

■ 宝厳院6

■ 宝厳院7

■ 宝厳院8

■ 宝厳院9

■ 宝厳院10

■ 宝厳院11

■ 宝厳院12

■ 宝厳院13

■ 宝厳院14

■ 宝厳院15

■ 宝厳院16

■ 宝厳院17

■ 宝厳院18

■ 宝厳院19


◎ 宝厳院

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牛滝山・大威徳寺(大阪)
投稿日:2010/11/27

紅葉を訪ねる’10 毎年「牛滝山もみじまつり」
が開催され、多くの人が訪れる大阪の紅葉名所
牛滝山・大威徳寺(だいいとくじ)を訪ね
ました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 大威徳寺は大阪府岸和田市大沢町にあります。南海電鉄・
 南海本線の岸和田駅から南海ウイングバス 21系統「牛滝山
 (うしたきさん)」行で約50分、終点で下車して徒歩3分です。
 バスはJR阪和線の久米田駅も通ります。久米田駅からは40分
 くらいです。平日6往復、土日は5往復走っています。

大威徳寺の創健は奈良時代の呪術者として知られる役行者
(えんのぎょうしゃ)で、後には空海(弘法大師)もここで修行し、
境内にある多宝塔もその時代に建てられたと言われています。
真言宗の開祖である空海なので当時は真言宗の寺院でしたが
のちには真言宗と天台宗の兼学寺院となり、現在は天台宗に
属しているそうです。
異なる宗派を兼ねるお寺というのは珍しいなぁと思って調べて
みたところ、意外にも兼学寺院というのは結構あったようです。
例えば、昨日訪れた「東福寺」もかつては天台宗、真言宗、
禅宗の3つの兼学寺院だったそうです。
今年の「牛滝山もみじまつり」は11月23日に行われ、それから
日数も経ってしまったので、もう散りモミジになってしまった
かな、、などと思っていましたが、まさに見頃のピークを迎えて
いる感じでした。ここの紅葉は鮮やかな濃い色合いのものが
多く、特に真っ赤に色づいたカエデがとても印象的でした。
週末ながら大混雑というわけではなく、静かで厳かな雰囲気
の漂う大威徳寺の境内をゆっくりと散策していると、何となく
大きな気(パワー)をもらったかのような気持ちになれます。
そんな「隠れパワースポット」的な印象が強く残る素敵な場所
でした。
ただ、ここの境内は山あいにあって、日中はほとんど陽が当たら
ないので、その美しい色合いの紅葉を写真に収めることが
なかなか難しいスポットでもあります。

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◇訪問日:2010年 11月 27日

■ 牛滝山1


■ 牛滝山2

■ 牛滝山3

■ 牛滝山4

■ 牛滝山5

■ 牛滝山6

■ 牛滝山7

■ 牛滝山8

■ 牛滝山9

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■ 牛滝山13

■ 牛滝山14

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◎ 牛滝山

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東福寺(京都)
投稿日:2010/11/26

紅葉を訪ねる’10 通天橋から眺める洗玉澗の
美しい紅葉が忘れられず今年もやってきた
京都紅葉名所の定番、「東福寺」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 東福寺は京都市東山区本町十五丁目にあります。JR奈良線の
 東福寺駅、または京阪本線の東福寺駅から徒歩約10分です。
 東福寺駅まではJRでは京都駅から3分、京阪では京阪三条駅
 から約7分です。京阪の場合は隣の鳥羽街道駅も同じくらい
 の距離です。

東福寺は1236年に九条道家が高さ5丈(約15m)の釈迦像を
安置する寺院を計画したのが始まりとされ、釈迦像とそれを安置
する仏殿の建築には1239年から1255年の17年もかかったそう
です。その釈迦像は今は焼失して残っていませんが、いかに
大きかったかが想像されます。

洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれる渓谷にかかる通天橋から
眺める紅葉は本当に美しくみごとですが、ここの紅葉する木は
栄(中国)での修行を終えた禅僧が持ち帰ってきたとされる
「トウカエデ」が中心となっていて、「通天もみじ」とも呼ばれて
います。トウカエデ(唐楓)は葉が3つに浅く分かれているのが
特徴で、一般的によくみる5つに深く分かれたカエデとは見た目
がかなり違っています。また黄色から赤色へ艶やかに変色する
のも特徴だそうです。

ただ、実際に洗玉澗に降りて眺めた感じでは、5つに分かれた
葉のついた木も多くあり、トウカエデばかりというわけでは無い
ようです。しかし逆にそれが独特の多彩な色合いを生み出して
いる要因になっている気もします。

それにしても、平日で天気もあまりよくないにも係わらずすごい
人出でした。通天橋の上はラッシュアワーのような混雑で、
押合いながらのろのろと進むので、とてもじっくりと紅葉を味わう
という雰囲気ではありませんでした。木の橋なのにこんなに大勢
が乗って大丈夫なのか。。と心配になるほどでした。

東福寺といえば秋の紅葉ばかりが有名で、春の桜は聞きません
が、昔は桜の木も植えられていたそうです。しかし、「後の世で
宴の場になってしまう」 ことを恐れて伐採してしまったのだそう
です。 もし桜も残っていたら「桜の名所」にもなっていたかも。。
と思うとちょっと残念ですが、この混雑ぶりをみると正解だった
のかもしれません。。美しい桜や紅葉の状態を維持するためには
人々が木の根元を踏み固めてしまうことが一番よくないのだそう
ですから。。。

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◇訪問日:2010年 11月 26日

■ 東福寺1


■ 東福寺2

■ 東福寺3

■ 東福寺4

■ 東福寺5

■ 東福寺6

■ 東福寺7

■ 東福寺8

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■ 東福寺18

■ 東福寺19


◎ 東福寺

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醍醐寺(京都)
投稿日:2010/11/25

紅葉を訪ねる’10 200万坪以上という広大な境内を
持ち、あの豊臣秀吉が花見を開いたことで有名な
寺院「醍醐寺」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 醍醐寺は京都市伏見区にあります。京都市営地下鉄東西線
 の醍醐駅から徒歩12~13分です。京都駅から行く場合は、
 JR奈良線で六地蔵駅まで行くか、湖西線で山科駅まで行って
 地下鉄に乗り換える方法が早いです。
 バスの場合はJR山科駅前から京阪バスの22系「京阪六地蔵」
 行、または22系「椥辻駅」行に乗り、「醍醐三宝院」で下車する
 とすぐです。バスは15分間隔で走っています。

醍醐(だいご)寺は874年に空海の孫弟子にあたる聖宝(しょうぼう)
が、小堂宇(小さな仏堂のこと)を建立して、准胝(じゅてい)観音、
如意輪(にょいりん)観音を安置したのが始まりとされています。
その後、醍醐天皇が祈願寺としたことなどにより発展し続けて、
巨大な寺院へと成長していきました。本当に巨大です!!

お寺は「上醍醐」と「下醍醐」に分けられます。紅葉の季節には
多くの人が仁王門(西大門)で拝観料を払い、参道や金堂、
五重塔などを眺めながらかなりの時間歩いて紅葉の美しい弁天堂
にたどり着き、満足して戻っていきますが、実はここはまだ下醍醐
の途中で上醍醐はさらに険しい山道を1時間ほど歩いた場所に
あります。当然私は、、弁天堂に満足して引き返しました。。
そんな醍醐寺は豊臣秀吉が「醍醐の花見」を開いた桜の名所と
して有名ですが、「秋の紅葉狩り」も計画していた場所なのだ
そうです。

境内のいろいろな場所にカエデやイチョウなどの色づく木々が
点在していて楽しめますが、特に弁天堂周辺がみごとです。
御堂の前面には弁天池がありますが、真っ赤に色づいたカエデ
の中にこれまた赤い、朱塗りの弁天堂が熔けこみ、それらが
池に写し出される姿は美しい絵画をみるかのようです。

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◇訪問日:2010年 11月 25日

■ 醍醐寺1 三宝院総門付近


■ 醍醐寺2 参道から仁王門

■ 醍醐寺3 仁王門付近

■ 醍醐寺4 五重塔

■ 醍醐寺5 伝法学院

■ 醍醐寺6 伝法学院

■ 醍醐寺7 

■ 醍醐寺8 祖師堂付近

■ 醍醐寺9 弁天堂

■ 醍醐寺10 弁天堂

■ 醍醐寺11 弁天堂

■ 醍醐寺12 弁天堂

■ 醍醐寺13 大講堂

■ 醍醐寺14 弁天堂付近

■ 醍醐寺15 鐘楼堂

■ 醍醐寺16 鐘楼堂付近

■ 醍醐寺17 雨月茶屋付近

■ 醍醐寺18

■ 醍醐寺19 総門


◎ 醍醐寺

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大阪城公園(大阪)
投稿日:2010/11/21

紅葉を訪ねる’10 大都市・大阪の中心にあり
ながら紅葉の美しいスポットとして上位に挙げら
れることの多い「大阪城公園」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 大阪城公園は大阪市中央区にあります。広大な敷地なので
 入る門によって最寄り駅が異なりますが、JRでは大阪環状線
 の森ノ宮駅、大阪城公園駅が最寄り駅となります。森ノ宮駅
 からは噴水やイチョウ並木などが近くお勧めです。ただ天守閣
 まではちょっと距離があります。天守閣へは地下鉄谷町線の
 天満橋駅や長堀鶴見緑地線の大阪ビジネスパーク駅からの
 方が若干近くなります。

「大阪城」といえば豊臣秀吉が建てた名城として有名ですが、
もともと、この地には浄土真宗の本山であった「石山本願寺」
が建っていました。石山本願寺といえば、安土桃山時代の初めに
織田信長が天下統一に向けて上洛した際、最も抵抗した勢力
であった本願寺派との長き戦い「石山合戦」で有名ですね。

その戦いは1570年から80年の11年間にも及び、しかも最後は
天皇の調停による和議による終結だったそうです。つまりは
信長でさえも武力による開城はさせられなかったわけで、お寺の
名称がついていますが「石山本願寺」は難攻不落の名城であった
とされています。

しかし、その跡地に豊臣秀吉がさらにスケールの大きな大阪城
を建ててしまったため、石山本願寺の実際の規模やその構造
などについてはほとんど分ってないそうです。。残念!

そんな歴史の息吹が感じられる地「大阪城公園」を訪れてみると、
やはりそのスケールの大きさには圧倒されます。天守閣の大きさは
もちろんですが、まずは公園広さにはビックリします。じっくり見て
廻っているととても1日では足りません。

そして敷地内にはモミジ、イチョウ、桜、ケヤキ、ハゼなどの色づく
木が10,000本以上もあり、天守閣やお堀の石垣をバックにて、
秀吉も楽しんだであろう歴史を感じる趣きのある美しい紅葉を
楽しむことができます。

そして、さらには大阪ビジネスパーク(OBP)などの美しいフォルム
の高層ビル群をバックにした、近代的な紅葉の風景をも楽しむ
ことができます。
そんな両極端な紅葉の風景を同時に見ていると何となく異次元
空間に入り込んでしまったかのような感覚を味わうことができる
不思議なスポットでもあります。

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◇訪問日:2010年 11月 21日

■ 大阪城公園1


■ 大阪城公園2

■ 大阪城公園3

■ 大阪城公園4

■ 大阪城公園5

■ 大阪城公園6

■ 大阪城公園7

■ 大阪城公園8

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■ 大阪城公園10

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■ 大阪城公園20


◎大阪城公園

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岡山後楽園(岡山)
投稿日:2010/11/19

紅葉を訪ねる’10 岡山市街地からほど近くに
ありながら、閑静な佇まいを見せる回遊式の
名園「岡山後楽園」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 岡山後楽園は岡山県岡山市北区にあります。岡山駅前から
 岡山電気軌道の路面電車 東山線に乗り4分、「城下」下車して
 徒歩7~8分です。電車は5分間隔で走っています。バスも
 駅前から多くの系統が走っています。また、駅から歩いても
 25分くらいです。

岡山後楽園は今から約300年前に岡山藩2代藩主である池田
綱政(つなまさ)が、政務の合間を過ごす場所として家臣の津田
永忠に命じて作らせた庭園です。当初は園内に点在する建物の
座敷から観望を楽しむという要素が強かったそうですが、その後
の藩主の好みなどが加わり、庭を巡り歩いて楽しむ「回遊式」の
庭園へと変わっていったそうです。

そんな後楽園は主には藩主の静養や来賓接待などで使われて
いましたが、この時代には珍しく、藩内の人々にも時々公開して
いたそうです。先日訪れた「旧閑谷学校」も池田藩の時代に建て
られた庶民のための学校でしたが、この池田藩は庶民に対して
とても理解のある藩であったんだなぁ。。という印象を持ちます。

園内は、その広さからみると紅葉する木々はやや少なめですが、
所々にある色づいた木々は庭園の風景に美しい彩りを添えて
いました。入口からもっとも奥にある「千入の森(ちしおのもり)」
と呼ばれる場所では約100本のモミジが楽しめます。

また園内は有料なのですが、お金のかからない園外の鶴見橋
付近にあるケヤキの大木や、月見橋を渡った先にある岡山城
周辺の美しい紅葉だけでも見ごたえがあります。

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◇訪問日:2010年 11月 19日

■ 岡山後楽園1 鶴見橋付近


■ 岡山後楽園2 沢の池

■ 岡山後楽園3 沢の池

■ 岡山後楽園4 慈眼堂

■ 岡山後楽園5 唯心山から

■ 岡山後楽園6 千入の森

■ 岡山後楽園7 千入の森

■ 岡山後楽園8

■ 岡山後楽園9 延養亭

■ 岡山後楽園10 延養亭付近

■ 岡山後楽園11 延養亭付近

■ 岡山後楽園12

■ 岡山後楽園13 

■ 岡山後楽園14 岡山城周辺

■ 岡山後楽園15 岡山城周辺

■ 岡山後楽園16 岡山城周辺

■ 岡山後楽園17 岡山城

■ 岡山後楽園18 岡山城周辺

■ 岡山後楽園19 岡山城周辺


◎ 後楽園

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