紅葉を訪ねる’11 夕張川の浸食によって創り
出された美しい渓谷が真っ赤に染まる紅葉の名所、
夕張市の「滝の上公園」を訪ねました。
滝の上公園は北海道夕張市にあります。JR石勝線の「滝の上」駅
から徒歩5~6分で物産店の並ぶ駐車場に着き、さらに2~3分
歩くと千鳥ヶ滝の見える千鳥橋(アーチ橋)に着きます。
公園内には散策路が整備されていて、2つの橋を渡って15分くらい
で戻ってくることができます。(途中、立ち止まらなければですが。。)
千歳から滝の上までは50分~70分、札幌から千歳までは快速で
約30分です。札幌から土日に訪れる場合は、「1日散策きっぷ」を
使うと2200円と安くなります。
なお、石勝線の普通列車はとても本数が少ないので注意が必要
です。札幌や千歳方面からの場合、紅葉を楽しめる時刻の列車は
千歳10:31発(滝の上11:37着)の1本だけとなります。 帰りは
滝の上13:15発か17:01発となります。
13:15発の場合は1時間40分くらいの散策時間となり、散策路を
廻ってくるには十分ですが、眺めをゆっくり楽しみたいという場合
にはちょっと足りないかもしれません。
17:01発の前には14:01発というのもありますが、これは途中の「追分」
止まりです。この場合、追分駅で1時間半ほど待つと交差する
室蘭本線で苫小牧に出ることができます。苫小牧16:33着なので、
滝の上17:01発まで待つよりは早く札幌方面に帰ることができます。
苫小牧も一日散策きっぷの有効区間内です。
※注意: 時刻は2011年10月時点のものです。
この季節に札幌方面からJRを使って帯広や釧路に向かう場合、
「おおぞら」や「とかち」などの特急の車窓から見える紅葉の
美しい風景は楽しみの1つです。
そんな風景の中でも、新千歳空港への乗換駅である「南千歳」
を出て15分後あたりから「新夕張」駅手前までの10分ほど続く
紅葉のトンネルの中を進む景観は魅力的です。
その紅葉のトンネルの中にあるのが「滝の上公園」で、特急は
停まらない無人駅「滝の上」から徒歩5~6分の距離にあります。
夕張川沿いにある公園内には2つの赤い橋、「千鳥橋(アーチ橋)」
と「吊橋」が架かり、その周辺には散策路が整備されています。
特に大小無数の滝と奇岩が織りなす「千鳥ヶ滝」の眺めは雄大で
「これぞ北海道!」という絶景です。
駐車場方向からやってきて、アーチ橋を渡りはじめるとだんだんと
見えてくるその姿に、初めて訪れた人は大体「すごい!」を連発
します。(私もそのひとりです。)
そして、もう一つの橋(吊橋)からの下流方向の眺めは「竜仙峡」と
呼ばれ、大小さまざまな奇岩が創り出す風景もまた絶景です。
夕張川の浸食によって長い年月をかけて創り出された美しく迫力の
ある眺めは、自然の創り出す力の偉大さを改めて実感させられます。
そんな渓谷はアイヌの頃から「ポンソウカムイコタン(美しい渓谷の
ある神のすむところ)」と呼ばれて崇められてきたそうです。
そんな滝の上公園の紅葉は夕張川を覆いつくすかように広がり、
その色合いがとにかく多彩です。
天気にも恵まれて、青い空に映える赤い2つの橋と大小さまざまな滝
や岩が創り出す渓谷美に、色彩豊かな紅葉がさらに彩りを添えていて、
いつまで見続けていても飽きることの無い魅力的な風景を堪能する
ことができました。。
☆ 訪問日: 2011年 10月 19日
■ 滝の上公園1 千鳥ヶ滝
■ 滝の上公園2 千鳥橋(アーチ橋)
■ 滝の上公園3 アーチ橋から吊橋方向
■ 滝の上公園4 アーチ橋から千鳥ヶ滝
■ 滝の上公園5
■ 滝の上公園6 アーチ橋
■ 滝の上公園7 アーチ橋
■ 滝の上公園8
■ 滝の上公園9
■ 滝の上公園10 散策路
■ 滝の上公園11 吊橋
■ 滝の上公園12 吊橋から竜仙峡方向
■ 滝の上公園13 吊橋からアーチ橋方向
■ 滝の上公園14 吊橋からアーチ橋方向
■ 滝の上公園15 吊橋付近
■ 滝の上公園16
■ 滝の上公園17
■ 滝の上公園18
■ 滝の上公園19
■ 滝の上公園20 滝の上発電所付近
■ 滝の上公園21
■ 滝の上公園22 滝の上駅から新夕張方向
◎滝の上公園