宝厳院(京都)
投稿日:2010/11/29

紅葉を訪ねる’10 京都嵐山にある天龍寺の塔頭
寺院の1つで紅葉の名所として有名な「宝厳院
(ほうごういん)」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 宝厳院は京都府京都市右京区にあります。京福嵐山本線
 「嵐山」駅から徒歩約5分です。阪急嵐山線の嵐山駅からは
 徒歩約10分です。ちょっと分りづらい場所にありますが、
 渡月橋の信号機のある交差点から船乗り場の方向へ川沿いに
 進み、船乗り場のところをを右折する方法が分り易く、途中の
 眺めもよいのでお勧めです。
 バスの場合はJR京都駅から京都市バス28系「大覚寺」行に
 乗り、「嵐山」下車です。 

宝厳院(ほうごんいん)は、臨済宗大本山「天龍寺」の塔頭寺院
の1つです。塔頭というのは、もともとは高僧の墓がの近くに
建てた小庵のことで、そこで弟子たちが墓を守っていたそうです。
しかし時が経つにつれて小庵が寺院として独立して塔頭寺院と
なり、本山である寺に入る前や後の住職や弟子たちが修行に
励む場と変わっていったようです。
ただ宝厳院の場合はちょっと違っていて、もともとは上京区に
建てられた広大な敷地を持つ独立した寺院だったそうです。
それが応仁の乱による焼失などを経て、天龍寺の塔頭寺院
として今も残る弘源寺の境内に移転した後、今の場所に再移転
して再興されました。今の場所に移ったのは2002年なので
ごく最近のことです。
宝厳院といえば、その美しい庭園が桜や紅葉の名所として特に
有名で「獅子吼の庭」と呼ばれています。ただ、この庭園は移転
した場所に元あった妙智院のお庭を再興したものなので、古く
から宝厳院にある庭園というわけでは無いようです。
その庭は「借景式回遊庭園」という形式のお庭なのだそうです。
「借景式」というのは庭外の風景を景観として利用したもので、
宝厳院の場合は嵐山の景観を巧みに取り入れた名園と言われて
います。ただ、実際に園内を散策してみると紅葉の季節には
色づいた木々が一面を覆っていて、それがあまりに華やかなため、
遠くに見える嵐山の風景はほとんど目に入らなかった。。という
印象があります。
ここの紅葉の特徴は色の多彩さにあると感じます。紅葉の進み
具合が違うのか1本1本の木の葉の色が違っていて、重なった
木々が美しいコントラストを創り出していました。さらには1本の
木でも緑~黄~赤を持つものが多く、下から見上げると青い空
をバックにして、本当に綺麗なグラディエーションを見せていました。
園内は人生にたとえられた石や岩、松などがあって、その意味
などを考えながらじっくりと鑑賞したい気持ちになります。。でも
実際には人が多すぎて、それどころではありませんが。。

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◇訪問日:2010年 11月 29日

■ 宝厳院1


■ 宝厳院2

■ 宝厳院3

■ 宝厳院4

■ 宝厳院5

■ 宝厳院6

■ 宝厳院7

■ 宝厳院8

■ 宝厳院9

■ 宝厳院10

■ 宝厳院11

■ 宝厳院12

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■ 宝厳院18

■ 宝厳院19


◎ 宝厳院

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