旧閑谷学校(岡山)
投稿日:2010/11/18

紅葉を訪ねる’10 現存している庶民教育を対象と
した学校建築物としては世界一古いといわれている
「旧・閑谷(しずたに)学校」を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 旧閑谷学校は岡山県備前市閑谷にあります。JR山陽本線の
 吉永駅から備前バス 吉永線の「片上行」で12分、「閑谷学校」
 下車です。バスは平日2往復、土曜1往復走っていますが、
 日祭日は運休です。吉永駅からは約3kmなので歩いて35分
 くらいです。途中には大沼やつり掘公園などもあって景色や
 紅葉が綺麗なので歩いて訪ねるのもよいと思います。
 なお徒歩の場合、閑谷学校の正面入口の手前にちょっと長め
 のトンネルがあるのですが、その手前の左に入る道を進むと
 旧道があって学校への近道にもなります。トンネル内は薄暗く
 歩道も狭いのでちょっと怖いです。

1666年、備前藩主であった池田光政が庶民教育の場として
山あいにある静かなこの地に注目し、学校の建設を指示した
のが閑谷学校の始まりとされ、現在見ることができる堅固で
壮麗な建物が完成したのは1701年のことだそうです。

1700年頃といえばまだ江戸時代の初期で世の中は封建制度
の武士中心の時代。そんな時に庶民教育の大切さを熱心に
考えていた藩主がいたというのは驚きです。

そんな閑谷学校を訪れてみると、まずその重厚で壮大な雰囲気
に圧倒されます。特に学校を前面を囲むとても分厚い石塀は、
とにかく存在感があります。「切り込みはぎ式」と呼ばれる形式の
塀だそうですが他では見たことのない独特の形をしています。

そして門をくぐり校内に入ると、広い校庭の先には聖廟や国宝に
指定されている講堂が建っていて、紅葉と緑が混ざる山あいの
景色と重なり何とも風情のある風景を創り出していました。

聖廟の前には1対の揩(かい)の木が立っていて、その紅葉が
特にみごとです。旧閑谷学校の紹介写真にもよく出てきますね。。
左はオレンジ色、右は黄色と左右で色がまったく違っていて
その対比が美しく、特に左側オレンジが印象的で門の外から
でもよく目立ちます。

紅葉の綺麗な場所は他にもたくさんあって、校内の奥にある
校厨門や資料館の周辺、売店のある桜山周辺、ちょっと離れた
黄葉亭、さらには黄葉亭の先にあるモミジ林周辺など、とにかく
見所満載です。

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◇訪問日:2010年 11月 18日

■ 旧閑谷学校1 駐車場付近から校門方向


■ 旧閑谷学校2

■ 旧閑谷学校3 校門と揩(かい)の木

■ 旧閑谷学校4 校内への入口付近

■ 旧閑谷学校5 校庭と講堂、揩の木

■ 旧閑谷学校6 揩の木

■ 旧閑谷学校7 校門付近

■ 旧閑谷学校8 講堂

■ 旧閑谷学校9 講堂と揩の木

■ 旧閑谷学校10 石塀

■ 旧閑谷学校11 校門付近

■ 旧閑谷学校12 揩の木

■ 旧閑谷学校13 校門

■ 旧閑谷学校14 校厨門

■ 旧閑谷学校15 黄葉亭

■ 旧閑谷学校16 黄葉亭の奥のモミジ林

■ 旧閑谷学校17 黄葉亭の奥のモミジ林

■ 旧閑谷学校18


◎ 旧閑谷学校

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